今日はレッスンとは関係のない、放射能のお話をしたいと思います。
少し長くなりますので、お茶など飲みながら読んで下さい。
今ニュースでは「暫定基準以下の放射能で安全でした」という情報が
毎日のように流れていますが、日本の暫定基準についてきちんと報道されていません。
どんな立場の人でも対策は必要ですが、お子さんのいらっしゃる方、
今後子供を持ちたいと考えている女性にはとくに関係のあるお話なので、書きます。
まずは日本の暫定基準について。
■世界もおどろく日本の暫定基準2000ベクレル
http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html福島原発事故後、政府は放射能数値の基準をあげました。
これは緊急時の対応ですが、今もこの数値で全国に食品や飲料水が流通しています。
500ベクレルという基準そのものが、
チェルノブイリ事故で被ばくしたベラルーシやウクライナの12.5倍。
乳児の飲料水でさえもWHO基準の10倍です。
お米は500Bq/kgまで流通させる方針と、報道していますね。
すでに消費者の口にはいった牛肉は、たったの200gで1mSvする数値でした。
これが何を意味するかというと、放射能の影響の少ない地域でも
食品によって被ばくする危険があるとうことです。
赤ちゃんが飲む粉ミルク、離乳食、子供たちの給食、
スーパーで購入する食べ物、加工食品、全てが汚染の可能性あるものが
含まれたまま、出回っていることになります。
給食が問題になりましたが、使用停止されたのは牛肉だけです。
野菜や他の食品の使用も停止する、といった行政の話は聞きません。
子供の方が被ばくに対する感度が高いのに。
原発事故は工程表のレベル1が終わりレベル2に入ったと報道されていますが、
この非常時の暫定基準はいつ解除されるのでしょうか。
福島で「100ミリシーベルトまで安全」と山下俊一という医学者が
いいました。また当初、「毎時10μSvまでなら子供を外で遊ばせても大丈夫」と
いいましたが、これは換算すると50mSvの数値です。
後になり、「あれは生涯100mSvの間違いでした」といっても遅いでしょう。
年間目標は20mSv。5年間で生涯分の被ばくをしてしまいます。
内部被ばくの危険性は外部被ばくの4.5倍とも10倍とも600倍ともいわれています。
さまざまな論があってはっきりしていませんが、とにかく「倍」なんです。
そして毎日の生活で食べるものがどれだけの数値があるか、把握することもできません。
■食品放射能データをここで確認してみましょう。
いろいろクリックして食品や地域での放射能数値をみてみてください。
全国の食品の放射能データ(農林水産省のデータをもとに作成)
http://atmc.jp/food/ 食品の放射能データ(食品流通構造改善促進機構)
http://yasaikensa.cloudapp.net/ちょっとデータを見ても、他国の基準を上回っている食品が相当数あるのがわかります。
ここにあるデータはほんの一部で、調査はまだ追いついていません。
牛が暫定基準値以下になったので解除します、とか、米を販売します、
といっていますが、私は500ベクレルで安心は受け取れないと思います。
放射能被ばくに関して、政府はICRP(国際放射能防護委員会)という
国際機関の基準をもとにしています。
ICRPは権威ある原子力関連の国際機関ですが、絶対的な安全を目標と
していません。「原子力技術は重要」というスタンスなので基準が甘いと
の指摘が世界であります。
一方で、ECCR(欧州放射線リスク委員会)という市民組織では
より厳しい試算で被ばくの危険性を勧告しています。
■両者の評価の違い 1mSvは何Bq?
http://tomynyo.tumblr.com/post/7838446457/ecrr-icrp数値評価には非常に大きな差があります。
では食べ物による内部被ばくは一体どこまで許されるのか。
こちらに参考となる試算がわかりやすく紹介されています。
■BqだとどこまでOK?セシウム137を想定
http://tomynyo.tumblr.com/post/7528595289ECRR基準でいくと一日21Bq/kgです。
食品放射能データでさまざまな食品の数値をもう一度、確認してみてください。
福島県や東北・関東一部地域では大気や土壌の線量の高い地域で
被ばくが心配されていますが、このままでは食品でも被ばくしてしまいます。
そして、被ばくしていない全国にも食品や土壌や肥料や埋め立ての灰が出回り、
汚染されてしまう政策が展開されています。
今日、高知県産コシヒカリで9Bq/kg、宮城県産コシヒカリで16Bq/kgが
検出されたという情報を見かけました。愛媛でも可能性があります。
土壌汚染も3m離れると数値が変わるのですが、同じ畑・農産物でもムラが
あるようです。
電磁波の方だって危険だ、という比較をよく目にしますが、WHOの定義では
電磁波の発がん性リスク グループ2B=「ヒトに対する発癌性が疑われる(Possibly Carcinogenic)」
放射能 グループ1=「ヒトに対する発癌性が認められる(Carcinogenic)」
です。
お子さんのために、食べ物には気をつけてください。
回遊魚と野生の山のものは避けてください。
周りの農家の方にもできれば変な肥料や飼料を使わないで、
とお願いしていきたいと思っています。
その前に国が止めてくれればいいな、と思っています。
長たらしいお話で、失礼いたしました。